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「NED-WLT」の酒井穣(さかい・じょう)さん登場!

c0039735_10163940.jpgオランダ在住の経済人として活躍され、オランダ生活をはじめ、経営学や時事評論から子育てや教育論、書評、グルメの話題まで、とても思慮深い独自の視点でつづるブログが、国内外から注目を集めています。
日本の中間管理職「課長」にスポットを当てて書かれた著作、『はじめての課長の教科書』がビジネス書のベストセラーを記録。いままでにない新鮮で面白い内容が評価され、ビジネス界や出版界、ネット界で話題を集めています。今週は、その著者として知られる「NED-WLT」の酒井穣(さかい・じょう)さんに登場していただきました。

エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
酒井さん:こちらこそ、お世話になっております。きっかけは、オランダに暮らすようになって、家族との会話以外で日本語を使う機会が減り、日本語で何かを表現したいという気持ちが高まっていたことです。そこにちょうど、ブログという面白そうなプラットフォームが現れました。もう3年も前のことです。

エキサイトブログ編集部:改めて、ご自身のブログを紹介してください。
酒井さん:オランダでの生活を記録する日記としてスタートしたのですが、いつしか経営や育児、旅行や本の出版に関することなど、随分とまとまりの無いブログになってしまいました(笑)。

エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は?
酒井さん:「書く」ということを通して考える習慣がついたことです。普段ボンヤリと感じてきたことの多くは、ブログがなければそのまま放置されていたはずです。そうしたボンヤリをブログ記事として文章にしようとすると、ボンヤリがハッキリする感じがあります。

エキサイトブログ編集部:ブログのよさは?
酒井さん:ブログ記事として、そのとき考えていることを頭から吐き出すと、頭の中に新しいことを考えるための「スペース」が生まれるような感覚があります。そのスペースを埋めたいという衝動が、新しい知識を得ることへの好奇心を刺激してくれます。ブログがあるから、何事にも積極的になれるような気がします。

エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
酒井さん:いつか本物になりたいと思っている、ニセモノ。

エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
酒井さん:これまでにオフ会で実際にお会いしたブロガーは12人になります。プロ・カメラマン、ITエンジニア、外資系投資銀行マン、M&A弁護士、洋服店のオーナー経営者、札幌の若手金融マン、NYのプリンシパル・ダンサー、スイスに在住していた経営コンサルタント、フィンランドに滞在していたご家族、ロンドンに留学中だった方・・・ブログが無ければまるで接点の無かったような人たちばかりです。これからも機会があれば、どんどんオフ会で人に会って行きたいです。

エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
酒井さん:本当はプラモデルを作りたいんですけど(笑)、今は読書・・・かな。多いときは、月に50冊ぐらいは読むと思います。

エキサイトブログ編集部:夢は?
酒井さん:5年以内に、日本で、多くの雇用を生み出せるベンチャー企業を立ち上げること。

c0039735_10193272.jpgエキサイトブログ編集部:オランダ生活から経営・経済の話題はじめ、幅広い話題を読み応えのある内容でつづっていらっしゃいますが、記事を書く際に心がけていることなどは?また、オランダに移住されて、海外で暮らす楽しさや大変さ、改めて感じた日本のよさは?
酒井さん:ゲーテは、「外国語を知らない者は、自国語も知らない」と言いました。国外に暮らしているからこそ見えてくる日本の強み、弱みというのは常に意識しています。それが直接・間接にブログの記事として(不完全に)結晶化しているように思います。

オランダは、オフィスで「子どもが病気になった」と言えば、上司に「今すぐ、家に帰れ」と命令されるぐらい、家族と過ごす時間を本当に大事にする社会です。家族優先な人生を生きるという点では、日本は随分とオランダに遅れているように感じます。

逆に日本は、与えられた仕事への責任感やサービス精神、真面目さやチームワークといった部分では、何歩もオランダの先を進んでいます。とはいえ、大きな意味で進むべき方向を見失っているかのように見える現代の日本は、再度、オランダに学ぶべきところも多いように思うのです。

エキサイトブログ編集部:『はじめての課長の教科書』という本を出され、とても高い評価と人気を得ていますが、出版化のいきさつや本の内容についてご紹介ください。また、この本の印税を寄付されるそうですが、そのプログラム「Chabo!(チャボ)」についてもご紹介ください。
酒井さん:拙著、『はじめての課長の教科書』が出版されることになったのは、3年もブログで文章を書きためてきたことと無縁ではありません。出版に至った背景は、「本を、書きました。 」にまとめました。

非常にありがたいことに、この本はAmazonの総合ランキング1位を達成し、発売3ヶ月で10万部(第9刷)のベストセラーになりました。韓国と台湾での翻訳出版も予定されています。

とはいえ、こうしてたくさんの本が売れたのは僕の実力ではなくて、僕のブログに来ていただいている読者の方々の応援と、書評をいただいたブログ、メルマガ、出版社(ディスカヴァー)や多くの書店員の皆様の力だと考えています。とにかく自分の力だけで得た収入ではないのですから、何らかの形で、「本来あるべきところ」に、お金が向かう方法を考えていました。

そんな時、出版する本が全てベストセラー化するという経済評論家の勝間和代さんが、著者が印税の20%を災害復興と教育・自立支援を目的とした活動に寄付して行くというチャリティー・プロジェクト、Chabo!(チャボ)を立ち上げるという情報をキャッチし、僕のほうから勝間さんにお願いして、お仲間に入れていただくこととしたのです。

誤解を避けるために付け加えておきますが、僕がこのチャリティー活動に参加することにしたのは、まず何をおいても、自分自身のためです。本当にスゴイのは、実際に弾丸の飛び交う支援の現場で、教育支援や自立支援を行う人々であって、小金を出すだけの僕には、何のリスクも無いということは強調しておきたいです。

現時点でChabo!(チャボ)に参加されているのは、勝間和代さんを筆頭に、和田裕美さん小宮一慶さん竹川美奈子さん山口一男さん久恒啓一さんといった、ビジネス界における注目の著者ばかりです。ありがたいことに、僕は、その末席を汚す立場に置いていただいております。

是非とも、このChabo!(チャボ)という活動のことを、より多くの皆様に知って頂きたいです。詳しくは、Chabo!(チャボ)のオフィシャル・サイトと、ブログ記事「本で、もっと、世界にいいこと。」を参照して下さい。

c0039735_17175853.jpgエキサイトブログ編集部:生活の中で大切にしている時間や癒される瞬間などは?
酒井さん:家族と過ごす時間です。「家族と過ごす時間は、量よりも質だ」という意見もありますが、僕は、家族と過ごす時間は、圧倒的に「量」が大切だと考えています。むしろ普段の仕事こそ量よりも質であると考えていて、極力残業は避けて、家族との時間を大切にするように心がけていますが・・・実際には難しいことも多いです(苦笑)。

エキサイトブログ編集部:数ある作品の中でご自身が気に入っている記事また、読者に評判だったポストは?
酒井さん:●「ヘボ経営者からの国際電話(もちろんSkype)」(2007-02-01)
僕のブログは硬い感じの記事が多いので、ちょっと崩してみようと思い、経営者たちが電話で会話をしているという設定で書いてみました。すぐそこまで迫っている巨大な変化の波を「危機」とするか「チャンス」とするか、それは自分次第だという話です。

●「知っておくと何かと便利・・・かもしれない、心理的なノウハウ」(2008-02-06)
出版した本の中で、読者から「役に立った」というフィードバックをもらった記述のうち、応用範囲が広そうなものを、ブログ向けにライフ・ハック形式でまとめたものです。

●「消費された夢」(2007-01-10)
ごくたまに未来予測系のショート・フィクションも書きます。願望としては、ビジネス書の著者であるよりも、芝居の台本やこうしたフィクションを書きたいのですが、現時点での出版はかなり難しいです。

●「『電脳コイル』 (磯光雄監督作品)」(2008-03-09)
『電脳コイル』は、ここ最近の日本のアニメの中では、最も重要な作品の1つだと思います。ブログはときに、ネット世界にバーチャルな人格を形成しているかのように感じられることがありますが、その根源的な理由が、この作品には描かれていると感じます。

●「収益の質 (Quality of earnings)」(2006-02-04)
ビジネスマンとしては甘っちょろいと言われてしまいそうですが、昨今の「お金を稼いだものが勝ち」といった、信念を欠いた価値観の蔓延には大きな危機感を持っています。「いくら稼いだのか」という収益の量ばかりではなくて、「どうやって稼いだのか」という収益の質を問う態度が、いまこそ求められているのではないかと考えています。

エキサイトブログ編集部:今一番ほしいものは?
酒井さん:カメラのレンズが欲しいです。ブログにアップする写真を撮影しているうちに、すっかりカメラが趣味の1つになってしまいました(笑)。

エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
酒井さん:1976年前後生まれの有力なビジネスマンやエンジニア、いわゆる「76世代」の大躍進です。僕からすると彼らは年下の世代になるのですが、もはや先輩とか、後輩とか言っていられない時代に突入しているので、とにかく「尖った若手人材」に関するニュースに注目しています。今後はビジネスマンの「フリーエージェント化」がますます進むと思うので、注目すべきは企業ではなくて個人だと考えています。

エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
酒井さん:2作目となる次の本が、今年の7月中旬に出版される予定です。この出版に合わせる形で、今年の8月に一時帰国するつもりです。スケジュールは相当タイトなものになりますが、できる限り多くの皆様と直接お会いする機会を持ちたいと思っております。今後とも、どうぞ、よろしくお願い致します。

エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。


【酒井穣さんが好きなブログ、気になるブログ】

僕のお気に入りには、楽に100を越えるブログが登録されており、頻繁にそれらを徘徊しているので、申し訳ありませんが、コレと数個に絞ることはとてもできません。今回はChabo!(チャボ)著者の皆が執筆するオフィシャル・ブログを紹介するに留めさせてください。

●「Chablog!



【酒井穣さんのライフログ】

Talking Book
Stevie Wonder / / Uptown/Universal

やっぱり音楽というのはメロディーラインがあってこそだと思い知らされる天才スティービー・ワンダーの名盤です。アルバムは1972年のものですが、今でも古さを全く感じさせないすばらしい出来です。おそらく、僕がもっとも頻繁に聞いているアルバムでもあります。彼の代表作を一枚と言われたら、僕はこれを挙げます。


Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon
Prince & the Revolution / / WEA Japan

僕が一番敬愛するアーティストがプリンスです。プリンスは、現代のポップミュージック界において、もっともプロから尊敬されているアーティストと言って問題ないと思います。現在は、プロの音楽プロデューサーになっている大学時代の友人に影響されて数枚のCDを買ったことがきっかけで、その後はバイトでお金が貯まるたびにプリンスのCDを買い集めました。中でも、僕がもっとも好きなアルバムがこのパレードです。


イン・サーチ・オブ...
N.E.R.D. / / EMIミュージック・ジャパン

超ヒットを量産している天才プロデューサー・チーム、The NeptunesによるユニットN.E.R.D.(No one Ever Really Dies)のアルバムです。N.E.R.D.は、The Neptunesの仕事では出来ない、自分たちが本当にやりたい音楽をやるためのユニットというポジションです。最近のアーティストでは、最も僕が好きなタイプのロックをやってくれるユニットです。


Undercurrent
Bill Evans / / Blue Note Records

ジャズを聴くことがある人であれば、ビル・エヴァンスを嫌いになる人なんていないと思われるほど、彼の才能は際立っていると思います。個人的には、彼のアルバムの中で一番すきなのが、この『Undercurrent』です。僕がこのアルバムに出会ったきっかけは、ある大変尊敬している女性の友人に、「このアルバムを流されたら、女の子はぐっと来るよ」と言われたことだったりします(笑)。


バッハ:インベンションとシンフォニア
グールド(グレン) / / ソニーレコード

ピアノを習ったことがある方は、このアルバムにも収録されている「第5番変ホ長調」は、おそらく一度は練習をしているか、聞いたことがある曲だと思います。もしグールドを聞いたことがない方がいらしたら、是非このアルバムを聞いてもらいたいです。この録音は1964年、グールドが32歳の時のもので、同年、彼はトロント大学から法学博士号を授与されています。多才ですね。




【酒井穣さんの著書】

c0039735_17194822.jpg
はじめての課長の教科書
酒井穣 / / ディスカヴァー・トゥエンティワン



酒井穣さんの「NED-WLT」を読んでみましょう。
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by blog_editor | 2008-06-04 15:42