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「小さな和傘屋さんの冒険」のamakasaさん登場!

c0039735_16353366.jpg日本の伝統工芸品のひとつとして残る和傘。竹と和紙でできた雅な傘は、京都の舞妓さんによく合う美しさがあります。そんな和傘を作り続ける和傘職人としての日々をつづった興味深い漫画や、丹精こめて作り上げた風情ある和傘作品を紹介。今では数少なくなった希少な仕事を一生の仕事として奮闘する、「小さな和傘屋さんの冒険」のamakasaさんに登場していただきました。

エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
amakasaさん:自分の作っている和傘のHPを立ち上げたのがきっかけでした。HPの中でも和傘をより気軽に、身近に感じていただけるようなページを持ちたいと思い、はじめたのがエキサイトブログです。

エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
amakasaさん:和傘づくりは10年で一人前と言われ、出会って8年の私は未だにすったもんだの傘作りをしており、自分の未熟さにへこたれ、かつめげることもいっぱいです。その中で、どうして和傘という世界に魅了されたのか、和傘づくりをする生活、和傘はどのように作られているのか、ということを文章や写真、漫画を通して知っていただき、和傘をより身近に感じていただければと思います。和傘を使ってみたい!と、思っていただければなお良しなのですが(笑)

エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は?
amakasaさん:和傘の仕事は一人でしているので、その中で壁にぶつかり迷うことも多くあります。
そのような時、ブログを通して励ましてくださったり、このような考え方もあるよと提案をいただいたりして解決の糸口が得ることも多々あります。また、和傘一辺倒の私ですが、ブログを通して日本はもちろん世界を、また、海の底から空の上まで知ることが出来て考え方が柔軟になります。

エキサイトブログ編集部:ブログのよさは?
amakasaさん:正直、かなりデジタルものに疎いんです。でも、ブログなら日々の出来事を、文章はもちろん、写真や絵を簡単にアップできるので気軽に楽しく続けられています。

エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
amakasaさん:うーーん・・・変わり者とは良く言われます。常に飾らず、等身大でいたいと思っています。

エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
amakasaさん:ブログ一つ一つに個性があって、皆さんすばらしい楽しみを持っていらっしゃり刺激を受けます。それぞれのブログを読むごとに、どんな方なのかな~と想像(妄想??)させていただいております。

エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
amakasaさん:和傘です!頭の中は常に「和傘」のデザイン、「和傘」の工程、「和傘和傘」ですから!

エキサイトブログ編集部:夢は?
amakasaさん:まずは、腕をあげること!が、今の時点では先決です。遠いいつか、「和傘」の店を開けたら良いな~と夢みております。

エキサイトブログ編集部:今では希少となった和傘職人を一生の仕事としようと思ったきっかけは?
amakasaさん:江戸時代に庶民の生活に浸透した和傘は、全国各地で地域独自の和傘づくりを発展させ隆盛を極めました。しかし、昭和30年代に洋傘が普及し和傘づくりは衰退の一途をたどりました。
私は10年ほど前、大学入学の関係で加賀百万石といわれる石川県金沢市で生活することとなりました。石川では、数多くの素晴らしい手仕事に出会いました。その中でも、授業の研究発表のテーマ探しをしていた私が偶然出会ったのが「金沢和傘」でした。小さなアンテナショップの片隅に吊り下げてあった和傘を何気なく手にとり、開いた私は一瞬で心を奪われました。閉じた姿は漆塗りのなんでもない傘、でも、開くと朱色の千代紙の色鮮やかな世界が広がったのです。ぱりぱりと開く音、油の匂い、紙を透かして入ってくる柔らかい光!!私にとってはショッキングな出会いでした!一目惚れした私は早速研究テーマを「和傘」と決め、未知だった和傘の世界へと足を踏み入れたのです。

しかし、研究を進めるにつれ、全国でも和傘職人は数えるほどとなり、また、私の出会った金沢和傘は職人が最後の一人という状況だと知ったのです。
その方に弟子入りを願い出ましたが「車に乗って遠出する時代に、時代劇のような籠を作ってもしょうがない」すなわち、「将来のないもの、教えて責任のとれない仕事は継がせない」「仕事をしてもお金にならずお米の食べることのできない仕事は消えて当然」と、言われました。そう現実的に考えるのが職人であり、もちろん弟子入りは頑なに断られました。しかし、通い続け、自分自身もできることから学ぶことで、次第に仕事をさせていただけるようになり、共同制作者という形で認めていただけることとなったのです。

エキサイトブログ編集部:amakasaさんにとっての和傘の魅力、自分らしい和傘作りやこだわりがあれば…
amakasaさん:私がその技術を受け継ぎたいと思った金沢和傘は和傘の中でも特に『堅牢優美』と称されます。雨雪風の多い北陸で、それらに耐えうるよう紙は特注の厚い手漉き紙を用います。また、傘の内側には補強の役目から緑、赤、黄、青などの色鮮やかな糸掛けが施されます。そして、私自身がその金沢和傘を継承して行く上で、オリジナルのデザインを切り張りすることにこだわっています。昔は、今の人が自分の車をカスタマイズしたりするのと同様、和傘をカスタマイズする洒落た人物が多かったそうです。しかし、切り張り専門の職人が失われてしまったこと、切り張りには時間と技術を要するため現在は作られることがありません。何でもない和傘を開くと艶やかな世界が広がる・・・そんな和傘を現代に蘇らせるべく探求しています。

現在は、「一人でゼロから初めてこそ物事は身につく」という、その方の考えから、独立して材料の仕入れ、本来は分業制である和傘づくりの全工程(骨づくりはお願いしていますが)、デザイン、販売、個展などを手がける日々です。和傘の技術はもちろん、和傘に使われる骨や和紙といった材料も今や入手困難となりつつあります。和紙一つにとっても、和傘に適した強い紙を漉ける職人さんは減りつつあるようです。それらの技術を残すためにも、和傘を作り続けなければなりません。
民芸運動の旗手柳宗理も自著に「一度倒れた大木をもう一度再生させることは困難である」と、あります。「和傘」という木を倒さないためにも継承、発展に奮闘中です!

エキサイトブログ編集部:生活の中で大切にしている時間や癒される瞬間などは?
amakasaさん:大事な人たちと関わる時間でしょうか。片道切符で前進のみの人生、出会えた人々と過ごす時間は大切にしたいな~と、考えています。和傘の職人さん、家族、友人…どの人と会う時間もとても貴重です。

エキサイトブログ編集部:数ある和傘作品の中で、ご自身が気に入っている作品や思い出深い記事といえば? また、読者に評判だった記事は?
amakasaさん:★和傘作品から
●「メトロポリターナと和傘」 2007年6月12日
朱に牡丹の傘。 7月に静岡のギャラリー『桐の蔵』さんで個展があり、髪を振り乱して傘作りに没頭する中で出来た一点です。

●「煎餅と和傘」 2007年6月19日
朱に蝶の傘。 エキサイトブログで出会った『てふてふ蝶』のbon-amuletさんに傘が欲しい!と、言っていただけた記念すべき一点です。

●「和傘 日傘」 2007年7月8日 この記事を見て「和傘に日傘があるの?」と驚かれる方が多かったです。氷菓子のような透明感のある日傘たちができあがりました。

●「秋のすごしやすい日に和傘!」2007年10月12日
雨に和傘も乙ですが、青空に和傘もまた好し!かな。

●「和傘と青空」 2007年3月7日
雲ひとつない晴天でしたが、和傘との対比に心はずみました。・・・が、結局この傘はボツにしたのです・・・。まだまだ納得のいく傘にならない場合は、紙漉きの職人さんに申しわけない!!ええーいへたくそめぇぇと自分を戒めがら破くこともあります・・・・・。

★和傘漫画から
●「和傘屋さん 中秋の名月」 2007年9月26日
シンプルさで評判の良かった和傘漫画です。あなたは月に何を見ますか?

●「和傘屋さん 恋わずらい」2007年9月20日
言葉ではなんとも表現しづらい和紙へのこだわり。そんな気持ちを和傘漫画にしてみました。

●「雨の日にパンの発酵」2007年9月10日
それまでのブログにもイラストを添えることはあったのですが、和傘職人のパン作り風景を何気なく漫画にしてアップしたことから「和傘漫画」が始まりました。

●「和傘を作る人として 判断力を考える」2007年4月5日
思いがけない悩みが持ち上がり袋小路に迷いこんでいたのですが、ブログでコメントをいただいた方々に背中を押されて前進することができました。このブログを読んでくださった方からも、コメントをくださった皆さんとのやりとりに感銘を受けました、とメールをいただきました。

エキサイトブログ編集部:最近感動したことは?
amakasaさん:今現在、江戸和傘最後の職人さんにお会いしては傘を学んでいます。80に近いお歳で現在は和傘を作られていません。しかし、昔作った傘は妖気の漂うような見事さで頭が真っ白になりました。その方から、手の使い方、紙の話、和傘の技術的なことを学ぶこと、言葉一つ一つに感動です!!

エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
amakasaさん:環境、政治など気になるニュースは山ほどあります。その中でも身近に感じたニュースの一つは「旭山動物園の遊園地撤去」です。以前は、集客力のない動物園に客寄せとして遊園地を併設していたそうです。しかし、周知の事実のとおり今や旭山動物園は日本一の動物園となり、遊園地がなくても人が来るようになったということなのです。知恵をしぼり、動物の行動展示や手作りの工夫をこらして突破口を見つけていった動物園の方々に感銘を受けました。

エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
amakasaさん:和傘?と、思われる方が大半だと思います。地味な毎日ではありますが、こんな生活もあるんだな~わはは、と、肩の力を抜いて気軽に立ち寄っていただければと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。


【amakasaさんが好きなブログ、気になるブログ】

ベスト5!と、なると難しく・・・良く遊びに行かせていただくブログを3つ紹介させてください。

bon-amuletさんの『てふてふ帳
オーストラリアパースでの日々。美しい写真と、笑いのこみ上げてくる文章が大好きです。

lala-moonviewさんの『One Piece』 オブジェ本作家さんのブログ。見たこともないような美しい立体的な本の数々!詩的な文章にもなごめます。

maisonmadameさんの『メゾンマダムの素晴らしき哉、人生!
本当にマダムなメゾンマダムさんによる、素敵なモノたちの紹介。本当に素敵なモノばかり!心がはずみます!



【amakasaさんのライフログ】

死ぬまでにしたい10のこと
/ 松竹ホームビデオ

23歳で娘が二人、早くに結婚した相手は、普通のだんなさま。そんな女性が突然癌を宣告されて亡くなるまでの日々。ベッドを舟に見立てて二人の子供と楽しげに一生懸命遊ぶ彼女の姿に、人生の楽しみ方のヒントをいただきました。


オペラ座の怪人
/ ギャガ・コミュニケーションズ

見終わった後、ダーンダダダダダーンジャーンジャラジャラジャーンと何回口ずさんでしまうことか。豪華絢爛色鮮やかな世界に酔いしれてしまいます。


木のいのち木のこころ―天・地・人 (新潮文庫)
西岡 常一 / / 新潮社

新潮文庫 西岡常一著 小川三夫著 塩野代米松著 「最後の宮大工」といわれた西岡常一氏、三度も追い返されながらもその熱い情熱から唯一の内弟子となり「鵤功社」を立ち上げた小川三夫氏らの貴重な聞き書きを一気に読める贅沢な一冊。職人の言葉一つ一つが胸を突きます。これを読んで即日、自分の使う刃物の研ぎを再度勉強し直しました!


The Boy with No Name
Travis / / Sony

心地よい素直なメロディーが大好きで、繰り返し繰り返し聴いてしまいます。


amakasaさんの「小さな和傘屋さんの冒険」を読んでみましょう。
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by blog_editor | 2007-10-30 16:05