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エキブロには素敵なブロガーがいっぱい!そんな人気ブロガーに直撃インタビュー!

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「器・UTUWA&陶芸blog」の橋本忍さん登場!

c0039735_13332423.jpgシンプルながら洗練された和のデザインが、どんな料理もおいしく引き立ててくれそうな器たち。土の感触が伝わるひび割れたような質感がいい味を出している急須や茶碗、すっとのびた形が粋な粉引きの長皿など、どれも現代のモダンな和の暮らしに合うものばかり。
「おもてなしに、こんな器があると素敵!」と憧れる人も多いはず。
今週は、そんな和の器を一つひとつ丁寧に作る陶芸家、「器・UTUWA&陶芸blog」の橋本忍さんに登場していただきました。橋本さんは、器を通して心を豊かにする和の暮らしを提案したいとして、「時雨 shigure」というライフスタイルを提案するブログも手がけています。

エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
橋本忍さん:2004年9月ころからブログを始めましたが、きっかけは自分の仕事のプロモーションでした。すでにHPは持っていたんですが、なかなかアクセスが増えないので、「何かないかな?」と思っていた時、「ブログ」の存在を知ったんです。
以前作っていたホームページでは掲示板を付けていたのですが、どうしても内輪ノリになって、ダラダラしちゃうので、掲示板を付けるのはやめようと思っていたんです。
ブログは情報量も多く提供でき、更新もラクですし、コメント、トラックバックによるコミュニケーションもあるので、ホームページと掲示板の利点が合わさったようなものだ、と思いましたね。

エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
橋本忍さん:タイトルの通りですが、札幌で陶芸家として活動している僕が作る器の紹介と陶芸の技法的な話がメインです。
手作りの物って、その作品とともに、ある程度の背景が伝わったほうがいいと思うんです。どんな人が、どんな風に、どんな思いで作っているのか、って知りたくなるでしょう?
そういうことを含めて作品を使うと、いろいろな想像が膨らんで思い入れができてくると思うんです。
ブログではそんなことを伝えられればいいなあ、と思いながら書いています。
技法については、僕自身、陶芸を自己流でやってきてるので、わからなくて苦労したことがいっぱいあるんです(今も)。
そんな時はまずはネットで調べていますが、なかなか欲しい情報に行き着くのって難しいですよね。
見つけた!と思っても核心部分は判らなかったり…。なので、なるべく判りやすく、詳しく紹介したいと思っています。

エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は?
橋本忍さん:多くの出会いをもらいました。
ブログの中でのおつきあいはもちろん、実際に僕の展示会へ来てくれた方や取引をしてくださった販売店の方など数えきれないほどの出会いをもらいました。
僕の活動にとってブログはとても重要なものとなっています。

エキサイトブログ編集部:ブログのよさは?
橋本忍さん:距離感が縮まるってことでしょうか。
僕もいろんなブログを訪問しますが、ちょっと遠い存在かなって思っていた人ともお話しができたりして。
書くほうも等身大に近い感覚で書いていると思うので、そういうのを読むと「あぁ自分と一緒だなぁ」なんて思えますよね。

c0039735_1815202.jpgエキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
橋本忍さん:「好奇心」。何でも知りたくて、何でもやりたくて。そのせいで失敗やピンチも多いですが、すべて身になっていると信じてやってます。

エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
橋本忍さん:タクマクニヒロさんというカメラマンのブログ、「カメラマンへの道」が好きなので、ぜひ会ってみたいですね。タクマさんの言っていることって僕の仕事にも通じるというか、一緒なんですよね。とても勉強になります。
エキサイト内のブロガーさんでしたら、やっぱり陶芸のブログをやっている方々でしょうか。北海道に居るとなかなか会えないんですよね。
皆さんブログを通して実際の交流ができて、行き来している記事などを読むと羨ましく思います。

エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
橋本忍さん:もちろん陶芸です!

エキサイトブログ編集部:夢は?
橋本忍さん:とにかく多くの人に僕の作品を使ってもらい、喜んでいただけたらうれしいですね。
特に最近強く思っているのは海外の方々に…。そのためにもブログを活用していければなあって思います。

エキサイトブログ編集部:和の暮らしに合う素敵な陶芸作品をたくさん制作されていますが、陶芸に夢中になったきっかけや作る楽しみは? また、自分らしい作品づくりのこだわりや自分らしいスタイルなどがあれば…。
橋本忍さん:きっかけは本当に些細なことというか…、「たまたま陶芸体験をしてみたら楽しかった」からなんです。
それまでは陶芸に一切興味もなく、器とかも安い工業製品を何のこだわりもなく使っていましたが、陶芸体験をしてみたら、なんでもない土塊(つちくれ)が自分の手で実用の食器になった、ということが衝撃的だったんです。
もちろん、人生の中のタイミングと合ったからなんでしょうけど、初陶芸体験の半年後くらいには陶芸家をしていました(笑)。
はじめたばかりの頃は作る行為そのものが楽しくてしょうがなかったんです。もちろん思った通りにはいかないんですが、それがまた悔しくて、「絶対作ってやるー!」っていう気持ちが沸いて。そして、作った器を使ってみると何ともいえない「心が豊か」になった感じがして。「心が豊かになるってこういうことなんだ」って、初めてわかったような気がしました。
その後、人に使ってもらって、喜んでもらえた時には、もう完全にハマりました。
もちろん当時の作品は、今から比べると技術的には無茶苦茶ヘタなんですけどね(笑)。

c0039735_17422257.jpg初めて自分の器を買っていただいた時のことは今でもよく覚えています。自分の作った物にお金を出してくれるということは、びっくりするとともに、本当に嬉しく、ありがたいことでした。
ですが、仕事として続けることはとても難しいことで、数年間はほぼ無収入でした。そんな僕を支えてくれた家族には本当に感謝しています。
それでも絶対にアルバイトなどはしたくないと思っていたので、ビラを撒いたり、いろんな展示会を企画したり参加したり、飲食店に営業したり…。なんでもやりました。そんななかでブログも始めたんです。
最初は、みんなが欲しがる物を「安くたくさん作ったほうがいいだろう」と思っていましたが、うまくいきませんでした。そこで、勇気を出して、作品に「自分らしさ」を凝縮するようになってから、少しずつ認知されるようになってきましたね。

作品は自分自身です。自分の中に内包する美意識をストレートに表現したいと思っています。何にも傾倒せず、自分を信じることから始めます。だからこそ喜んでもらうと嬉しいんです。
もし自分じゃない物を作ったとして、それを喜ばれてもちょっと違和感があると思うんですよね。否定された時も自分に言い訳をしてしまいます。
だからこそ後悔しないように、自分を注ぎ込むようにしたいと思っています。

作品は現代の暮らしにあう和食器を心がけています。なるべく加飾せずに引き算をしていき、土の素材感と全体のラインが一体となるようなデザインを探しています。

エキサイトブログ編集部:同じ札幌を拠点として活動する友人とともに「時雨 shigure」というブログも手がけてらっしゃいますが、こちらのコンセプトや読者に楽しんでもらいたい点は?
橋本忍さん:「ライフスタイルの提案」ということで、現代に見合った和の暮らし方を提案していこうと思っています。
和の暮らしがいろんな部分で優れている、ということは皆さん承知していると思うんですが、それを実際にどう現代の暮らしに取り入れるといいのか、を考えていきたいんです。これは僕の器のコンセプトにも一致することです。
最近は癒しブーム?の流れで、「ゆるい」ということを癒しと混同している部分が多いんじゃないかと思うんですよね。日本人には「きちんと食事する」「きちんと装う」「きちんと暮らす」ことの中に感じる癒しや安らぎってあると思うんです。ピンと背筋が伸びる感覚ですよね。
そんなことを思い出してもらいたいなと思って、「時雨」を展開しています。
(時雨についてはこちらの記事を参照)

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また、この:「時雨」を見た大丸百貨店のバイヤーが大変気に入ってくださって、今回(5月27日~6月2日)大丸札幌で時雨の世界観を切り取った展示会「時雨STYLE」をさせてもらうことになったんです。また一つ、ブログの可能性というのを感じました。
この展示会では僕の陶器とガラス作家の高臣大介さん、花屋の仁田山禎士さんの三人で現代的な和のスタイルを提案してみました。
見てくれた方々には喜んでいただけたと思いますし、ただ物を売るのではなく、新しいスタイルを提案できたことを嬉しく思っています。これからの課題も残りますが、「このパッケージで全国展開しようか」という話も出てきていますので今後が楽しみです。

エキサイトブログ編集部:生活の中で大切にしている時間や癒される瞬間などは?
橋本忍さん:仕事中以外でも常にいろんな感覚を吸収しようと、アンテナを張りまくっています(笑)が家族との時間はとてもニュートラルな時間になってると思います。

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エキサイトブログ編集部:数ある記事の中で、ご自身が気に入っている記事&作品といえば? また、読者に評判だった記事は?
橋本忍さん:★2008-05-29  [#440]急須の作り方・茶こし編
★2008-05-31  [#442]急須の作り方・口の接着編 
茶漉し編、口の接着編、ともに解りやすく紹介できたと思います。
アクセス解析によると急須の作り方で検索されて訪問してくれる方がすごく多く、皆さん苦労していることなんだろうと思います。ぜひ参考にしてください。

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★2005-10-24  [♯89]器のお直し 
今ではしおり等にも明記しているんですが、こうして自分の言葉で伝えられるのがブログならではですね。

★2006-06-12  [♯198]半切り 
こんなのもありました~、いろいろ参考にしてくれてると思います。

★2008-06-08 [#448]小さな片口 
片口、好きなんですよね。

★2008-08-07 [#470]作って使って壊して、また作る 
忙しくて最近はお茶の稽古へ行っていませんが、また再開しようと思っています。
茶碗の世界は深すぎですね(笑)。

エキサイトブログ編集部:今一番ほしいものは?
橋本忍さん:時間ですね。何も考えないでゆっくりする時間が欲しいです。
3日間あったら船旅にでも出て何もできない状況になりたいです(笑)。

エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
橋本忍さん:ニュースの内容よりも報道の仕方や右へ習え的な全体の風潮が気になってしょうがないです。

エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
橋本忍さん:いつも訪問していただいてありがとうございます。
見て楽しんでいただいたり、コメントをいただいたりすることで、皆さんが思っている以上に僕は助けられています。
これからも皆さんに楽しんでいただけるよう、いろんなことを紹介していこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。



【橋本忍さんが好きなブログ、気になるブログ】

カメラマンへの道 
会ってみたいブロガーでもお話したカメラマンさんのブログですが、仕事に対する考え方やスタンスがとても共感でき、勉強になります。たぶんどんな職業に置き換えても為になります。

glass cafe gla_glaのグダグダな日々。 
友人であるガラス作家のブログ。仕事も一緒にすることがありますが、彼の活動に刺激され、「頑張らなきゃ!」って奮起させられます。

器からつたわる~やさしい白~ 
陶芸家を目指している弟子のブログです。親心!?でしょうか、ご覧ください。

まいにちいろいろつくる。 
こちらも弟子のブログで今年より独立して頑張っています。なにとぞよろしくお願いします!(笑)

一花一葉 by アツシ
とても綺麗な花の写真がいっぱいあります。この世界観は僕のツボです。



【橋本忍さんのライフログ】

おいしく のもうよ(東海林 明子 著)
僕の作品を多く使用していただいていて、この本のために作った器もあり、対談記事もあります。
やっぱり自分の作品が載っていると嬉しいですね。

ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]

角川エンタテインメント


言わずと知れた名作ですが、何も知らずにレンタルして観たので衝撃的でした。号泣!

橋本忍さんの「器・UTUWA&陶芸blog」を読んでみましょう。
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by blog_editor | 2009-06-03 19:13